『ショートケーキ』の『ショート』の意味って何?・食パンって、なぜ食べるパン? | 豆柴

『ショートケーキ』の『ショート』の意味って何?・食パンって、なぜ食べるパン?

こんにちは(⌒∇⌒)

今回は、『ショートケーキ』の『ショート』の意味って何?・食パンって、なぜ食べるパン?についてご紹介したいと思います。

1.『ショートケーキ』の『ショート』の意味って何?

『ショートケーキ』の【ショート】は、「短い」という意味ではないようなのです。

その『ショートケーキ』の『ショート』の意味って何?について、ご紹介します。

【『ショートケーキ』ってどんなもの?】

『ショートケーキ』といえば、誕生日やクリスマス等で買うケーキの定番ですよね。ふわふわのスポンジを白い生クリームといちごでデコレーションしたあのケーキです。

しかし同じ『ショートケーキ』というものの、日本語と英語とではお菓子の種類がかなり違うようなのです。

【アメリカの『ショートケーキ』ってどんなもの?】

アメリカでは『ショートケーキ』のことを『ショートケイク(Shortcake)』といいます。

アメリカの『ショートケーキ』は、スポンジではなくビスケットを使って生クリームといちごを挟んだお菓子のことです。

この『Short』には《サクサクした》という意味があります。

日本の『ショートケーキ』とは、見た目と食感がまるで違うのです。

【日本の『ショートケーキ』ってどんなもの?】

日本でよく知られている『ショートケーキ』は日本発祥のオリジナルなのです。

発案者については諸説ありますので、ご紹介します。

1・・・ペコちゃんで知られている不二家の創設者である藤井林右衛門さんです。

1922年(大正11年)にアメリカ式の『ショートケイク』を日本人向けに改良し、生地をスポンジにして売り出したといわれています。

発売当初は、スポンジの周りに生クリームは塗られていなかったため、見た目アメリカ式『ショートケイク』に似ていたようです。

2・・・フランス菓子「コロンバン」の創業者である門脇國輝さんです。

彼がフランスで修行して帰国した後に、日本人向けに『ショートケーキ』を考え出したいとう説もあります。

【日本の『ショートケーキ』の『ショート』ってどういう意味なの?】

日本オリジナルのケーキは、なぜ【ショート】ケーキなんでしょう?

「ロング」ケーキを小さく切るから【ショート】ケーキというわけではないようです。下記に2つ、ご紹介します。

1・・・アメリカの『ショートケイク』を参考にしたという説です。

2・・・スポンジに生クリームといちご等の果物をデコレーションするだけなので《短時間で作れる》ということから「短い」という意味の【ショート】がついたという説です。

どちらにしても『ショートケーキ』【ショート】は、「短い」という意味からきているものでなないようです。

今まで、短くなっているケーキだから『ショートケーキ』だと思ってました(>_<)

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2.食パンって、なぜ食べるパン?

食パンは【食べるパン】だから食パンなの?字のまんまじゃない!( ,,`・ω・´)ンンン?っと思ってる方いますよね。

その食パンって、なぜ食べるパン?について、ご紹介します。

〘食パンの名前の由来は?〙

一般的にパンは、中に入っている具・形・見た目によって名前がついていることが多いですよね。

ですが《食パンは、何か具が入っているわけでも、形に特徴があるわけでもありません》

そんな食パンの『食』は、どこからきているのでしょうか?

食パンの由来には5つほど説があるので、ご紹介します。

『主食』になるパンなので『食パン』

日本でパンの製造が一般的になったのが江戸時代末期の話です。

当時は今のように『イースト菌』がないので、それぞれの店が独自の手法で作った『酵母や麹菌』を使ってパンを作っていたようです。これらの『酵母や麹菌』を使ったパンはあまり膨らまないので、たいていは菓子パンとして食べられていました。

その後、明治時代になると「横浜ベーカリー宇千喜商店」がビールに使われている『ポップ種』でパンを作りました。

これが日本の食パンの起源といわれています。

ここで米文化が根強い日本に、麦を発酵させた『イースト菌』がきたのです。

『イースト菌』を使ったパンは大きく膨らんで腹持ちがいいということで、パンを主食として食べるようになりました。このことから《主食になるパン》という意味で『食パン』と名付けられたという説です。

一方では、日本でパンがまだ一般的でなかった頃、《海外ではパンが主食》という話が伝わって《主食用のパン》ということで『食パン』と呼ばれるようになった説もあります。

豆柴は、主食は白米だと思っているので、『食パン』が《主食用のパン》を言う説には「ん~!」です(^-^)

西洋料理のもとになる食べ物

戦前もパン職人たちは、『食パン』のことを「本食」と呼んでいたようです。どういう意味かというと《西洋料理のもとになる食べ物》ということです。

パンが日本で流通し始めたのは西洋文化が広まったのと同時期です。この「本食」という通称が徐々に形を変えて、『食パン』と呼ばれるようになっていったという説です。

酵母の働き

酵母を使って焼き上げたパンの中身は、たくさんの小さな穴が開いたような状態になっています。この穴を見た当時の人が《酵母に食べられた》→《食べられた》→『食パン』となったという説です。

何か、この説は面白いですね(≧▽≦)

『消しパン』とは違うよ

『消しパン』とは、美術のデッサン画を描く際に《消しゴムのように使うパン》のことです。

この『消しパン』と区別するために『食パン』という名前がついたという説です。『消しパン』用のパンには、作ってから時間が経っていて美味しくないものが使用されていました。

ですが当時は『食パン』も店頭に同列で並んでいたので、間違えて『消しパン』を食べてしまう人が多かったようです。

『食パン』と名付けたのは、『消しパン』と区別するためだったんですね(^-^)

【食べられるパン】

『消しパン』との区別と少しダブりますが、単に【食べられるパン】だからという説もあります。

「パン」という言葉には『鍋という意味もあるのです。今では意識することも少ないですが、フライパンは元々《揚げ物用の鍋》という意味です。

『食パン』には、5つも説があるんですね。それじたいにビックリ(@ ̄□ ̄@;)!!豆柴的には、《主食用のパン》説が一番当てはまっているような気がします(^-^)

〘食パンの元祖の商店は?〙

日本の『食パン』は、1862年(文久2年)にイギリス人のロバートクラーラという人が横浜で「ヨコハマベーカリー」を創業したことから始まりました。江戸時代の鎖国が終わり、欧米文化が浸透しはじめたのでしょう。

この「ヨコハマベーカリー」で約10年、修行をした打木彦太郎さんがこれを継承して「横浜ベーカリー宇千喜商店」を創設しました。ここから『食パン』が全国に広まったのです。因みに打木さんが10年かけて習得した技術は、付け焼刃で真似できるものではなく、当時は『食パン』の出来損ないも多く出回っていました。

これらは酸っぱくて不味いことから『スパン』と呼ばれていました。

現在、多くの『食パン』に使われている『イースト菌』は、打木さんが受け継いだビールの『ホップ種』を用いた酵母とは別のものです。しかし、後身の「ウチキパン」では、今でも伝統手法で作った『食パン』が売られています。

そのパンの名は、「イングランド」です。

3.まとめ

『ショートケーキ』の【ショート】って、「短い」という意味ではなかったんですね。豆柴、長年間違えて覚えてました。お恥ずかしい(;一_一)

『食パン』って、5つも説があるんですね。豆柴は、《主食用のパン》説が一番当てはまっているような気がしますが、「酵母の働き説」と「消しパンとは違うよ説」が面白かったです。皆さんは、いかがでしたでしょうか。

今回も勉強になりました(^-^)

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