こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、除夜の鐘って、なぜ108回撞くのだろう?・旅館と民宿の違いって何?について、ご紹介したいと思います。
目次
1.除夜の鐘って、なぜ108回撞くのだろう?
大晦日の醍醐味といえば、除夜の鐘ですよね。除夜の鐘の音が聞こえてくると、今年も終わるんだと実感してきます。ところで、この除夜の鐘を撞くのは、なぜ【108回】なんでしょうか?皆さんはご存知でしょうか?
その除夜の鐘って、なぜ108回撞くのだろう?について、ご紹介します。
【除夜の鐘の108って、何なの?】
煩悩の数を表す説
一番有名なのが、煩悩の数を表す説です。
この煩悩というものは、どう数えたら【108】になるんでしょうか。
実は、ちゃんと理由があるのです。
- 耳
- 鼻
- 身
- 眼
- 舌
- 意
この6つのことを、『六根』といいます。
この中から
- 耳
- 鼻
- 身
- 眼
- 舌
この5つを取って、『五根』といい、人間の五感を表しています。
要するに
- 耳(声)
- 鼻(香)
- 身(触)
- 眼(色)
- 舌(味)
のことです。
最後に「意」はそれらの5つによって生まれる心の動きを表しています。
そして、これら『六根』には、
それぞれ
- 好
- 悪
- 平
とあり、
合わせて18類になります。
さらに、それぞれに「浄」と「染」の2種類があり、
36類になります。
そして、この36類にも、それぞれ「前世」・「今世」・「来世」とあるので、
36の「前世」
36の「今世」
36の「来世」
合わせて
【108】という事になります。
なんか、ややこしい(>_<)でも、人間ってたくさん煩悩を抱えているってことですね(;一_一)
108で1年間を表す説
【108】で、1年間を表すという説もあります。
1年間ならば365回撞くんじゃないかと思われるかもしれませんが、少し数え方が違います。
月の数の12、
そして二十四節気(太陽年を二十四等分して季節を表す名をつけたもの)の24、
さらに、そこに七十二侯(二十四節気をさらに、約5日ずつ区切ったもの)の72、
これらを足して
【108】となるのです。
なんだか、ものすごく細かいですね(;一_一)
四苦八苦を表しているという説
四苦八苦を表しているという説もあります。
この四苦八苦の苦しみを取り除くということで
4×9+8×9=108
から、とったといわれています。
しかし、お寺によって【108回】とは決まっておらず、『200回』以上撞くところもあるという事です。
お寺によって、数え方も違うという事ですね(^-^)
【除夜の鐘の作法って、あるの?】
除夜の鐘ですが、
鐘を撞く前に、鐘に向かって合唱するのが、作法との事です。
因みに、除夜の鐘の『除夜』は、大晦日のことを指しているんですよ。
豆柴、除夜の鐘を撞つときに作法があるなんて知らず、ただ自分の順番が来たので撞いて終わっていました。あちゃ~(;一_一)
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2.旅館と民宿の違いって何?
【旅館】と【民宿】の違いって、ご存知でしょうか?何となく、イメージはあるのだけどという感じではないでしょうか。
その旅館と民宿の違いって何?について、ご紹介します。
〘旅館と民宿の特徴って、何なの?〙
旅館の特徴
- 温泉がある
- 豪華な食事
- 仲居さんによる、おもてなし
【旅館】の大きな特徴は、この3つです。
【旅館】といえば、温泉をイメージすることが多いですよね。露天風呂で景色を眺めながら風情あるひとときを過ごすのも良いですし、【旅館】ごとに特色のある温泉に浸かる湯めぐりも良いです。
そして、【旅館】の楽しみといえば豪華な食事です。その土地で採れる新鮮な食材をふんだんに使った料理は、料理長の手で美しく盛り付けられ、目でも舌でも味わえます。
部屋食に対応する旅館も多いので、家族や恋人など大切な人と一緒に、ゆったりとした時間が過ごせます。
そして、何よりも【旅館】で感じられるのは、日本ならではの『おもてなし』です。
たとえば、お風呂上がりのミネラルウォーターのサービスや、食堂で朝食を食べて戻ったら布団が片づけられ部屋が整頓されているなどです。
この『おもてなし』の心が感じられるというのが、【旅館】の大きな特徴であり魅力なんではないでしょうか。
【旅館】に宿泊すると、心も体もホッとしますよね。ほとんど至れり尽くせりだから、主婦には嬉しいというのもありますよね(>_<)
民宿の特徴
- あたたかみのある家庭料理
- 交流が楽しめる
- 【旅館】にくらべてリーズナブル
【民宿】は、一般的な民家で営業していることが多く、多くの場合は家族経営で営業されています。そして、そのこぢんまり規模感が【民宿】の魅力でもあります。
料理は、まるで親戚の家にきたかのような家庭料理が振舞われます。『ホテル』や【旅館】のような豪華さはありませんが、オーナー自らが拘って地元の食材を仕入れたり、郷土料理にまつわる逸話を聞くこともできたりします。
手作りだからこそ感じるあたたかみ、これが【民宿】の魅力ではないでしょうか。
食事は食堂に集まることが多く、そこではオーナーや他の宿泊者との交流も楽しめるでしょう。旅の目的は人それぞれですが、《地元の人との交流》に重きをおくスタイルの旅行をするなら、【民宿】はピッタリだといえます。
また、『ホテル』や【旅館】と比べて、宿泊費がリーズナブルに設定されていることが多いです。
豆柴、【民宿】に宿泊したこともあるのですが、確かにオーナー家族と和気あいあいで気負うことなく、ほのぼのできたなあ(≧▽≦)
〘旅館と民宿は、旅館業法で区別されているの?〙
『ホテル』・【旅館】・【民宿】などの宿泊施設は、すべて「旅館業法」の適用を受け営業しています。
「旅館業法」には、大きく3つの営業種別が設けられていて、このうち【旅館】は「旅館・ホテル営業」、【民宿】は主に「簡易宿泊所営業」に分類されます。
営業種別によって、構造設備の基準が定められているので、ここでは法律上の違いについて比較してみましょう。
旅館・ホテル営業の基準
旅館・ホテル営業の定義は《施設を設け、宿泊料を受けて人を宿泊させる営業》とされています。
2016年(平成28年)より前は、『ホテル』と【旅館】とで分けられていましたが「旅館業法」の改正により、旅館・ホテル営業として種別が統合しました。これに伴い、適用の基準が大幅に緩和されました。
旅館・ホテル営業の構造設備の基準を、以下にご紹介いたします。
客室
・客室1室の床面積が7平方メートル以上
浴室
・適当規模の入浴設備があること
・男女区別されていること
・浴槽の上縁の高さは、洗い場での使用水及び浴槽からの流出水が浴槽に流入しないよう、床面から適当な高さであること
その他
・適当な換気、採光、照明、防湿及び排水設備を有すること
・適当規模の洗面設備を有すること
・学校等から概ね100mの区域にある場合には客室、遊技ホール等の内部を見通せないようにする設備を有すること
簡易宿泊所営業の基準
簡易宿泊所営業の定義は《多数人で共用する構造設備を主とし、宿泊料を受けて人を宿泊させる営業》とされています。
『ホテル』・【旅館】と違うのは、前半の《多数人で共用する構造設備を主とし》の部分です。【民宿】は、プライベート空間を大事にしたい旅行には向きませんが、地元の人や他の旅行者との出会いや交流を楽しむのにはピッタリです。
簡易宿泊所営業の構造設備の基準を、以下にご紹介いたします。
客室
・客室の延床面積は33平方メートル以上であること。ただし、宿泊者の数を10人未満とする施設の場合には、3.3平方メートルに当該宿泊者の数を乗じて得た面積とする
浴室
・適当規模の入浴設備があること
・男女区別されていること
・浴槽の上縁の高さは、洗い場での使用水及び浴槽からの流出水が浴槽に流入しないよう、床面から適当な高さであること
その他
・適当な換気、採光、照明、防湿及び排水設備を有すること
・適当規模の洗面設備を有すること
・県内市の商業地域以外の地域及び商業地域で200m以内に学校等がある場合に別途基準あり
上記のように自治体ごとに独自の基準を設けているケースもあります。
【民宿】を経営するのにも、いろいろ基準があるんですね。自分の家の部屋を宿泊施設にするぞと思い立ったら、すぐ経営とはいかないみたいですね(^-^)
3.まとめ
毎年、大晦日になると近くの神社に行って、寒い中、長蛇の列に並んで除夜の鐘を撞いていました。今となっては、除夜の鐘は暖かい部屋の中から、テレビで誰かが撞いてるところを見てますけどね(≧▽≦)
【旅館】も【民宿】も、主婦からしたら毎日の家事をお休みできるので、嬉しいですよね。それに加え、非日常を味わいたい場合は【旅館】。人のぬくもりを感じたい場合は【民宿】。使い分けたいですね(≧▽≦)
今回も勉強になりました(^-^)