こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、なぜ豆腐は、腐った豆なの?についてご紹介したいと思います。
1.なぜ豆腐は、腐った豆なの?
日本の食卓にとって、名脇役である豆腐。豆腐には【腐る】という文字が入っていますがどうしてなのでしょう。
そのなぜ豆腐は、腐った豆なの?について、ご紹介します。
【豆腐の発祥の地はどこ?】
諸説あるのですが、《豆腐》が生まれたのは紀元前2世紀頃の中国と言われています。16世紀に登場した中国の書『本草網目』に《豆腐は、漢の淮南王劉安に始まる》という記述があることに由来しているそうです。
ところが、もっと前から作られていたという説もあり、真実は未だに解き明かされていません。
中国では【腐】が《液状のものが寄り集まって固形状になった柔らかいもの》という意味で使われていることから『豆腐』という名前が付けられました。
中国では、【腐る】という意味ではないんですね(^-^)
【豆腐が日本に伝わるのは、いつ?】
中国生まれの『豆腐』が日本にやって来たのは奈良時代とされています。記録として初めて出てきたのが1183年です。奈良にある春日大社の神主の日記に、お供え物として《唐符》が書かれていました。
その後、寺院の僧侶の間で精進料理の普及とともに広まり、次第に貴族・武家社会へと伝わり、室町時代には全国的に広まっていきます。
いつも庶民にわたるのは、最後ですね。あー、セレブになりたい(;一_一)
【豆腐が庶民の食卓に出てくるのは、いつ?】
『豆腐』が一般庶民の食卓に出始めたのは江戸時代です。1782年《豆腐百珍》という豆腐専門のレシピ本が刊行されて人気に火が付きました。
それ以降、《豆腐百珍続編》《豆腐百珍余録》が続々と登場し、『豆腐』が一大ブームになったと思われます。そして、この人気が全国へと普及していきました。
『豆腐』って、美味しいのにヘルシーで豆柴は大好きです(≧▽≦)
【豆腐の賞味期限は短い】
『豆腐』は、様々な料理に活用される便利な食材です。そのため冷蔵庫に常備しておきたくなりますが、気がつくと賞味期限切れということよくありますよね。
賞味期限が短いので、数日でも過ぎてしまうと味が損なわれるので注意が必要です。
冷奴が好きな豆柴なんですが賞味期限が過ぎてしまい、火を通す料理に入れることがよくあります(;一_一)
【腐っているかの確認方法】
賞味期限を大幅に過ぎてしまった『豆腐』。料理に使用する時に心配になったら、見た目・味・臭い等を判断基準にしてみてください。
見た目
- パックが膨らんでいる。
- 中の水が黄色くなっている。
- 豆腐が変色してしまっている。
味
- 酸っぱい。
- 豆腐の味がしない。
その他
- 酸味かかったすっぱい臭いがする。
- 表面がヌメッとしている。
- 糸を引いている。
【豆腐の保存食】
『高野豆腐』は保存食として加工したものです。もとも『高野豆腐』は偶然に生まれた食料です。鎌倉時代、寒さで凍ってしまった『豆腐』を溶かして食べてみたら食感が面白く、僧侶たちの間で精進料理として広まりました。
その後、室町時代から安土桃山時代になると『豆腐』を吊るして自然乾燥させて、保存食・兵糧食として確保されるようになりました。
江戸時代に入ると『氷豆腐』とも呼ばれていましたが、高野山でつくられる『豆腐』として『高野豆腐』と呼ばれるようになりました。
そして、長期保存ができる食料として近畿地方から全国へと広がっていきました。
小さい頃は『高野豆腐』が苦手だったのですが、歳をとって好きになりました。やっぱり、歳をとると味覚も変わるのかなあ。。。(>_<)
【豆腐ってどこの国で食べられてるの?】
『豆腐』は、中国・日本・朝鮮半島・台湾・ベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマー・インドネシア等で日常的に食べられています。加工法や調理法は各国ごとに異なりますが、日本の『豆腐』は日本の気候風土に合わせて、白く柔らかい食感を持つ《日本独特の食品》へと進化しました。
2.まとめ
『豆腐』って発酵食品でもないのに、なぜ名前に【腐】って入っているんだろうと疑問に思っていました。『豆腐』は中国が発祥の地で【腐】は違う意味で使われているのであれば納得です(^-^)
でも、昔から初めて入ってきたものや高価なものはセレブが先取りですね。あー、ホントにセレブになりたい(>_<)
今回も勉強になりました(^-^)