こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、ドラ息子の【ドラ】って何のこと?についてご紹介したいと思います。
1.ドラ息子の【ドラ】って何のこと?
遊びほうけている息子のことを『ドラ息子』って言いますよね。その【ドラ】って何のことなんでしょう。
そのドラ息子の【ドラ】って何のこと?について、ご紹介します。
【ドラ息子とは、とういう息子のこと?】
『ドラ息子』とは、《やんちゃが過ぎたり怠け者で素行の悪い息子》のことを言います。同じような意味合いで《道楽息子や放蕩(ほうとう)息子》と言うこともあります。
つまり、働かず親のすねをかじりながら遊んで暮らしている息子のことです。
別の使われ方としては《愚息》と同じように、自分の息子を謙遜する時に親が使うこともあるようです。
私には娘しかいないのですが、怠け者の息子や娘は嫌ですね( `ー´)ノ皆、そうですよね(^-^)
【ドラ息子の語源】
ドラ息子の【ドラ】は【ノラ】から来ているといわれています。
【ノラ】って何だろう(^-^)
【『ドラ』は『ノラ』の強調表現】
【ドラ】は【ノラ】の強調表現だと言われています。
【ノラ】にはどういう意味があるのでしょうか。
《仕事もしないで遊び暮らすこと。また、その人。怠け者。放蕩(ほうとう)者。どら》のようです。
『のら』は『のらくら』が短縮された言葉であり、【ドラ】は【ノラ】を強調した言葉だと考えられています。
江戸時代には、すでに怠惰や道楽をして過ごす人に対して【ドラ】という表現を使っていたそうです。
確かに【ノラ】より【ドラ】の方が強調されてますよね(≧▽≦)
【ドラ猫も同じ意味なの?】
【ドラ】といえは、『ドラ猫』という言葉もありますよね。『ドラ猫』も『ドラ息子』と同じような使われ方をしていて、フラフラとうろついて悪さをする猫を指しています。
『ドラ猫』の【ドラ】も【ノラ】が強調されている言葉という点では同じですが【ノラ】は『のらくら』の短縮語ではないのです。
『ノラ猫』の【ノラ】は『野良』を指していて、野や野原を意味する言葉なのです。人間に飼われておらず野原で生活をする『ノラ猫』が盗み食い等の悪さをする様子から『ドラ猫』と呼ばれるようになったそうです。
猫の方は飼われていないのであれば自分が生きていくために必死で何でもすると思うのですが、人間の怠け者は嫌ですね(;一_一)
【その他に『ドラ息子』の語源と言われているエピソード】
『ドラ息子』という言葉は《カネをツク》様子からきている?
『ドラ息子』の【ドラ】は『銅鑼(ドラ)』が語源だという説があります。
『銅鑼』とは、スタンドに吊るされた円盤型の鐘のことで、仏事・歌舞伎下座音楽・船の出帆の合図等で用いられている打楽器です。昔から叩いた音は《ジャンジャン》と表現されていて、今でもその名残から、競輪でラスト一周が近いことを知らせる打鐘を《ジャンが鳴る》と言われています。
かつての遊郭では、客引きで『銅鑼』を突いて客入りを知らせていました。遊び人の『ドラ息子』は、働きもせずに金が尽きるまで入り浸っていたので、度々『銅鑼』を鳴らさせていました。この事から付けられたといわれているのです。
お金を使い果たす《金を尽く》と、『銅鑼』を鳴らす《鐘を突く》をかけたのですね。しかし、【ドラ】の語源としては事実ではないともいわれているのでエピソードとして聞いておいてください。
こんな子供いたら親は頭痛いだろうなと。。。(;一_一)
『銅鑼』が鳴るようにジャンジャンお金を使っていた様子からきている?
《ジャンジャン》鳴ると表現されている『銅鑼』の音のように、『ドラ息子』はジャンジャンとお金を使っていたことからきているという説もあります。
2.まとめ
『ドラ息子』。ロクなもんじゃないですね(;一_一)取り敢えず、こんな息子がいないことにホッとしている豆柴です。『ドラ息子』にも諸説あるんだなあと思う一方、どの説もすねっかじりのボンボンって感じでしたよね。あー、嫌だ嫌だ(>_<)
今回も勉強になりました(^-^)