こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、医者の白衣は、なぜ白?他の色ではダメ?・大仏の額にあるのは、できもの?について、ご紹介したいと思います。
目次
1.医者の白衣は、なぜ白?他の色ではダメ?
医者は、象徴ともいえる【白衣】を着ていますが、他の色ではダメなのでしょうか?
その医者の白衣は、なぜ白?他の色ではダメ?について、ご紹介します。
【昔は黒衣だったの?】
歴史を振り返ってみると、昔の医者は黒衣を着ていました。
19世紀半ばに描かれた手術風景の絵画には、手術を行う医者が黒衣を着ている姿がしっかりと描かれているのです。
この黒衣は『フロックコート』と呼ばれる服で、当時の男性の礼服として着られていたものだったようです。
医者が診療を行う現場は礼節を重んじる場所であったことから、礼服である『フロックコート』(黒衣)を着て診療・手術に臨んでいたのです。
現代では、医者は白衣というイメージがあるので、たくさんの黒衣の医者がいたらビックリ(@ ̄□ ̄@;)!!するかもです。
【昔の医学は科学的ではなかったの?】
19世紀半ばまでの医学は現代の医学とは程遠いものであり、ほとんど科学的なものではなかったそうです。
当時は、病気の症状などに対する理解はありましたが、当然ながらこれといった治療法は確立されていませんでした。
医者は個人の知識や経験だけで診療・手術するしかなかったのです。
その為、当時の医療現場では、現代の民間療法や迷信と変わらない治療が施されることもあったとされています。
昔は医者個人の経験のみで、診療・手術って。。。怖すぎる(>_<)
【医者も科学者として白衣を着るようになった理由とは、何なの?】
医者が【白衣】を着るようになったのは19世紀半ば以降になってからのことでした。
その時代には化学が目覚ましい発展を遂げたことにより、医学の分野も飛躍的に発展していきました。
科学の進歩で病気の原因と治療法が発見されるようになると、医学のさまざまな研究が行われるようになり、医者も科学者であると考えられるようになりました。
当時は、すでに科学者は【白衣】を着ていたことから、医者も科学者として【白衣】の袖を通すようになったのです。
医学が科学的根拠に基づくものであるということをアピールするため、イメージを変える意味もあったそうです。
【近代では様々なバージョンの白衣があるよ!】
時代が進むにつれて、医療の現場では様々な【白衣】が着られるようになりました。
昔は手術中に着られる【白衣】は長袖しかありませんでしたが、1970年代には施術中に半袖が着られるようになりました。
これは1960年代にアメリカでヒットした医療ドラマの影響であり、ドラマのタイトルから『ケーシー型白衣』と呼ばれました。
また、白色以外の『グリーンスクラブ』と呼ばれる緑色の【白衣】も登場しました。
手術中には、どうしても血の赤色を見る時間が長くなるため、その後に白色の物を見ると視界に残像が残る現象があるそうです。
それを解決したのが『グリーンスクラブ』であり、他にも手術中に青色の【白衣】なども着られるようになりました。
さらに、現代では緑色や青色以外にも、さまざまな色の【白衣】が着られるようになったそうです。
最近、病院に行くと、黒・紫などの【白衣】を着ているお医者さんいるのを、よく見ますよね(^-^)
2.大仏の額にあるのは、できもの?
仏様の額にある【できもの】は、一体何なのでしょうか?皆さんは、ご存じでしょうか?
その大仏の額にあるのは、できもの?について、ご紹介します。
〘仏様の眉間の「できもの」は白毫相なの?〙
仏様の眉間にあるのは【できもの】のようですが、実際は渦を巻いた白い毛です。
この渦を巻いた白い毛のことを『白毫相(びゃくごうそう)』といいます。
伸ばすと一丈五尺(約4.5メートル)にもなる右巻きの白毛で、仏様はここから光明を放つといわれています。
『白毫相』は像の中では仏像と菩薩像の一部に付いていて、他の明王・天部などの像には付いていません。『白毫相』は悟りを表す証だからです。
〘仏様にしかない三十二の特徴・三十二相〙
仏様には『白毫相』だけではなく、普通の人とは違う三十二の大きな特徴と八十の小さな特徴があると大智度論という書物に説かれています。
これを『三十二相八十種好(さんじゅうにそうはちじっしゅこう)』といいます。
他にも、
手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう)
手足の各指の間にある、鳥の水かきのような金色の膜のこと。
人々を救うときに指の間から漏らすことなく救えることを表す。
足下二輪相(そくげにりんそう)
足の裏に輪形の相(千輻輪)が現れている。
お釈迦さまが淀みなく車輪のように脱法し続けたことを表す。
正位手魔膝相(しょうりゅうしゅましっそう)
正位(直立)したとき両手が膝に届き、手先が膝をなでるくらい長い。
慈悲の働きが遠くまで及ぶことを表す。
〘仏の光明って、何なの?〙
『白毫相』から光明を放つといってもライトのようにピカピカと発光るすのではありません。
《光明とは実際の光のことではなく仏様の知恵のことをいいます》。
『親の七光り』という言葉があります。これは親が実際に七色に光っているわけではなく、偉い親の力を『光』と表現しています。仏法では、《目に見えない仏の力を「光明」という》のです。
《光明を知恵ともいい》、すべての仏様は仏の知恵を持たれています。
その中でも、特に阿弥陀仏といわれる仏様の知恵が《他の仏とは比較にならないほど強い》ことをお経の中に
「無量寿仏の威神光明は最尊第一にして諸仏の光明の及ぶこと能わざる所なり」(大無量寿経)
(阿弥陀仏のお力は、大宇宙の仏の中で最高であり、諸仏の力のとても及ばぬ、ずば抜けたものである)
「諸仏の中の王なり、光明の中の極尊なり」(大阿弥陀仏経)
(阿弥陀仏は、十方世界の諸仏の王である。そのお力は、群を抜いて勝れたものである)
と、説かれています。
他の仏とは比較にならない知恵=力を持つ阿弥陀仏。すごいですね(≧▽≦)
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3.まとめ
豆柴のイメージとしては、白=医者・黒=喪服 なんですよね。なので、黒の白衣を着た医者がたくさんいたら、ある意味、異様に映ります。皆さんは、いかがでしょうか。黒以外の色であれば、良いと思うのですが。。。医者もおしゃれしないと(^-^)
仏様の額にあるものは何なのだろうと、見るたびに思ってました。『白毫相』というもので、悟りの証なんですね。それに、阿弥陀仏は他の仏様とは比べ物にならないくらい群を抜いてるんですよね。どんな仏様なのか興味がわきました
今回も勉強になりました(^-^)