こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、原稿用紙の中央にある蝶ネクタイみたいな記号は『魚』!!・テスト前に掃除がしたくなる謎の欲求って、何?について、ご紹介したいと思います。
目次
1.原稿用紙の中央にある蝶ネクタイみたいな記号は『魚』!!
原稿用紙の中央にある、【蝶ネクタイ】みたいな記号の意味はご存じでしょうか?
その原稿用紙の中央にある蝶ネクタイみたいな記号は『魚』!!について、ご紹介します。
作文などで用いる原稿用紙、皆さんも一度は見たことがあるかと思います。
日常生活では、あまり見かけませんが、
- 小説
- 作文
- 原稿の下書き
等、物書きを仕事とする方や、小中学生の夏休みの宿題のお供として、日本全国でとっても活躍中の原稿用紙です。
そんな原稿用には謎の記号が入っていることをご存じでしょうか?
なぜか中央に【蝶ネクタイ】みたいな記号が描かれています。
いったい何故、このようなものが存在しているのでしょうか?
【中央の蝶ネクタイの記号の意味って、何なの?】
蝶ネクタイの記号の名前って何?
あの【蝶ネクタイ】みたいな記号には、意味があるのでしょうか?
まず、この記号の名前からご紹介します。
こちらの記号、正式名称は
『魚尾(ぎょび)』
です。
『魚の尾ひれのように見える》ことから、この名が付けられました。
現代では、この『魚尾』という字すら珍しいのですが、当時は当たり前に用いられていて、
- 黒魚尾
- 白魚尾
- 花魚尾
等、いろいろな種類のものが存在していたのです。
このように、昔の人たちにとっては、いくつも種類を作り出してしまうほどに、《非常に親しんだ記号》であったのです。
魚尾の意味って何?
実は、この『魚尾』、元々は《和書の折り目(版心)につけられていた飾りを模倣したもの》なのです。
この飾りが魚のしっぽに似ているということで、『魚尾』という名前が用いられるようになっていったのです。
元々が飾りであったとはいえ、現在はちゃんとした意味・役割を持っています。
それは、《原稿用紙を折る際に、『魚尾』を目印にすればキレイに折れる》
というものです。
この『魚尾』の中央は、《原稿用紙を折り込んだ際にちょうど折り目がくる位置》です。
要するに、原稿用紙のど真ん中ということです。
なので、この『魚尾』を目印にすれば、誰でも簡単かつキレイに原稿用紙を半分に折ることが可能となるのです。
おそらく、小学生以上のお子さんがいるご家庭では、作文などに書いた原稿用紙はそのままホッチキスで綴じているんではないでしょうか?
ですが、元々原稿用紙は二つ折りにして綴じるのが一般的であり、その名残として現在でも『魚尾』がついているというわけです。
因みに、《この『魚尾』を活用すれば原稿用紙をそのまま本の形にすることも可能》です。
- 『魚尾』にそって、全ての原稿用紙を二つ折りにする。
- 一枚ずつ順番に重ねていく。
- 折っていない側の端を止める。
これだけで、原稿用紙が本に早変わりするのです。
『魚尾』って、すごく便利なんですね(^-^)
2.テスト前に掃除がしたくなる謎の欲求って、何?
テスト・大会・プレゼンなど、大事な行事が控えているときに限って、なんだか【掃除】がしたくなることってないでしょうか?
そのテスト前に掃除がしたくなる謎の欲求って、何?について、ご紹介します。
〘セルフハンディキャッピングって、何なの?〙
私たちは大切な物事の前にその準備をせず、あえて全く関係のない別のことをしたくなることがあります。テストの前日に部屋を【掃除】したり、大会が近いのに練習を切り上げて居酒屋で飲んだり、納期が迫っているのに徹夜でゲームをしたりします。
普段【掃除】が苦手な人でもテスト期間に限っては異常に埃が気になって机をピカピカに磨き上げたり、散らかった部屋を整頓したり、徹夜で遊んで試験に臨むという行動に出たりすることがあります。
この、やるべきことを放棄し、どうでもいいことをするという行動は一体何なのでしょうか?
実は、この行動は心理学で『セルフハンディキャッピング』と呼ばれるものです。あえて自分に負のハンデを与えることで、「こんなハンデがあったのに成功するなんてすごい」「こんなハンデがあったんだから失敗しても仕方がない」といった具合に自己評価を上げる効果があります。
また周囲に自分のハンデをアピールする行為も『セルフハンディキャッピング』に当たります。例えば、テスト当日に「昨日遊んでいたから全然勉強していないんだ!」という人、いますよね。これも、アピール先が自分ではなく周囲になるだけで本質的には同じことです。
なお周囲には勉強していないとアピールしつつ普通に勉強しているということもあります。でも、なんかこれは、ズルいですね(;一_一)
豆柴も、大事な行事があると違うことがしたくなったことがあるなあ(;一_一)
〘自尊心を得るための行動なの?〙
『セルフハンディキャッピング』は少し格好悪いことに見えますが、自尊心を守るための合理的な行動ともいえます。例を下記にご紹介します。
- 勉強したのにテストが60点でした。はあ~ → 勉強してないから50点でした。まあ、勉強してないし仕様がないよね。
- 勉強した甲斐があってテストが90点でした。やったあ~ → 勉強してないのに80点も取れた。私ってすごい!
前者の方が点数が良いのに、なんだか後者の方が満足している感がありますよね。このように『セルフハンディキャッピング』は自尊心を得るための合理的な手段になり得るのです。
自尊心を度外視して考えると『セルフハンディキャッピング』なんて非合理的な行動以外のなにものでもないのですが、それでも『セルフハンディキャッピング』をする人が絶えないのは、それだけ人間に自尊心が必要だからです。心の強い人間から見れば愚かな行為に映るかもしれませんが、多くの人間の心は、そこまで強くありません。
自尊心を得るために『セルフハンディキャッピング』という行動をするのも、悪い手ではありません。人間には、こういった弱く愚かな側面もあると自覚しつつ、うまく自分の心をコントロールしましょうね。
豆柴も、『セルフハンディキャッピング』を、よくしているような(≧▽≦)
3.まとめ
豆柴も、今までに原稿用紙を使用していますが『魚尾』という記号に疑問を持ったことがなかったです。でも、『魚尾』の使い方がわかると、とても便利なんだなあと思いました。昔の人の工夫って凄いですね(≧▽≦)
多くの人間には、自尊心って必要ですもんね。『セルフハンディキャッピング』で、自分の心に虚勢をはってるってことかなあ(^-^)
今回も勉強になりました(^-^)