こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、ふぐの解禁には、伊藤博文が関わっていた!!・ホールケーキの号数、もう悩まなくていい!!について、ご紹介したいと思います。
目次
1.フグの解禁には、伊藤博文が関わっていた!!
高級食材である、【ふぐ】。頻繁に食べれるわけではないけれど、好きな人多いのではないでしょうか?
そのふぐの解禁には、伊藤博文が関わっていた!!について、ご紹介します。
【フグって、いつ頃から食べられてたの?】
日本人と【ふぐ】の関りは昔からあったようです。
6千年前のものとされる縄文時代の遺跡から、多くの魚や貝類と一緒にふぐ科の魚の骨が見つかっていることから、この時代にはすでに【ふぐ】は食べられていたと考えられています。
下関の弥生時代の遺跡からも【ふぐ】の骨が出土していて、2千~2千5百年前のものといわれています。
そして、この後の時代、稲作などの農耕文化の発達で農作物が安定して手に入るようになり、魚介類を積極的に食べる必要がなくなりました。その為、【ふぐ】についても食べられていた痕跡がしばらくなくなっているということです。
【フグ禁止令が出たことがあるの?】
《戦国武将、豊臣秀吉はフグ禁止令を出していたことがある》
豊臣秀吉は文禄・慶長の役(1598年)に、【ふぐ】を食べて死ぬ者が多かったため、『河豚【ふぐ】禁止令』を出したといわれています。
豊臣秀吉は朝鮮に出兵していたため、佐賀県の名護屋浦に全国から傭兵を集めていたのです。全国から佐賀県へ集まる多くの武士は、下関を通ります。そして、下関は【ふぐ】の名所です。【ふぐ】が美味しいならぜひ食べていこうと、我も我もと毒のことなどそっちのけで【ふぐ】を食べ、その結果、《死者が続出》したのです。
当然のことながら、佐賀県へ到着する武士も減ってしまいました。
これを知り、怒った秀吉が、『ふぐ喰うべからず』の禁止令を出したそうです。
今も昔も、美味しいものには目が無いということですね(;一_一)
【ふぐ食解禁は伊藤博文のおかげ!!】
しばらく食べることが禁止されていた【ふぐ】。
【ふぐ】の名産地・下関でも、【ふぐ】を愉しむことが難しくなりました。
そんなとき、初代内閣総理大臣・伊藤博文公が、下関を訪問し、ある旅館に宿泊しました。
このときタイミングが悪く海が時化(しけ)で荒れに荒れていて、まったく魚が獲れなかったのです。
これでは伊藤博文公に出す料理が作れません。悩みに悩んだ女将さんは、罰を覚悟で【ふぐ】を出すことにしました。
すると【ふぐ】を食べた伊藤博文公は、あまりの美味しさに感動し、山口県令(知事)に対して『ふぐ食解禁』を働きかけ、1888年(明治21年)から下関では堂々と【ふぐ】が食べられるようになったということです。
因みに、このとき伊藤博文公が宿泊したのが「春帆楼」という旅館です。ふぐ料理公許第一号店となり、その後、ふぐ料理は全国に広がりました。
【ふぐ】を出す決断をした女将さん。度胸がありますね(^-^)
【てっちり、てっさの名前の由来って、何なの?】
【ふぐ】には、毒があります。
【ふぐ】に含まれるテトロドトキシンという毒。口から摂取したときの致死量は成人の場合わずか1~2mgです。
毒物の代表、青酸カリの致死量が150~300mgくらいらしいので、《青酸カリの800倍相当!》になります。
テトロドトキシンを摂取すると、まず唇や口の周りがしびれはじめ、それから頬や手足がだんだんしびれてきます。
最終的に呼吸筋が麻痺し、呼吸困難から呼吸麻痺になって死に至るようです。
そして、《意識は最後まであるからとても辛い!》ようです。
対処法としては、毒が代謝されて消え、呼吸麻痺がおさまるまで、人工呼吸器で呼吸を続ければいいらしいのですが、【ふぐ】を食べるのはたいてい冬です。身体がしびれても寒さのせいだと思って気がつかないことが多いらしいです。
【ふぐ】を食べてから中毒症状が発現するのにだいたい3時間。夕食に食べて夜中にしびれてきて、朝までに死んでしまうということが多いそうです。
そんな【ふぐ】が持つ毒。時を遡って江戸時代。ある武器の特性に似ていることから、【ふぐ】には、こんな呼び名がありました。
それは『鉄砲』。
《鉄砲に当たる》と《ふぐの毒に当たる》を掛けたんですね。
『てっさ』や『てっちり』の「てっ」はこの鉄砲が省略されたもので、もともとは『鉄砲刺身』や『鉄砲ちり鍋』と呼ばれていたのが、いつしか省略され『てっさ』や『てっちり』になったということです。
【ふぐ】の毒って、怖いですね(;一_一)
2.ホールケーキの号数、もう悩まなくていい!!
ホールケーキの【〇号】というサイズ。それぞれの【号数】によって、何人用のケーキか分かりますでしょうか?
そのホールケーキの号数、もう悩まなくていい!!について、ご紹介します。
〘サイズの「号数」は、昔の名残なの?〙
ケーキのサイズで使われる【号数】。こちらは、ケーキの直径の大きさを表しているのですが、この単位は、昔使われていた長さを測る単位『尺貫法』というものから来ています。
『尺貫法』というのは一寸・一合・一升など1966年(昭和41年)まで使われていて、アジアで多く使われていたものの単位です。
ケーキの【号数】はそれの名残で、《1号は一寸》となっています。一寸とは約3cmのことです。ですので、1号=3cmとして使用しています。
したがって、1号大きくなることに3cmずつ直径が長くなることになります。
《1号=3cm》
これを覚えておくと便利だと思います。
〘それぞれの号数は、何人まで食べられるの?〙
ケーキの【号数】によって食べられる人数が変わってきます。
食べられる人数に関しては、お店によって若干の違いがありますので問い合わせるのが良いと思います。
ここでは参考までに、下記にご紹介します。
4号の場合
ケーキのサイズ4号は直径が12cmのケーキです。大体の人数は2人~多くて4人くらいが食べられる大きさです。
少人数の時に購入されていく大きさです。
5号の場合
ケーキのサイズ5号は直径が15cmのケーキです。大体の人数は6人くらいまでです。
家族の誕生日ケーキなどで、よく使われる大きさです。デコレーションケーキで最も多く売れている号数だと思います。
6号の場合
ケーキのサイズ6号は直径が18cmのケーキです。大体の人数は6人~8人くらいです。
よく市販で売られているケーキ型もこちらの18cm(6号)サイズのものだと思います。
7号の場合
ケーキのサイズ7号は直径が21cmのケーキです。大体の人数は8人~10人くらいです。
こちらも市販で売られているケーキ型の大きさです。
8号の場合
ケーキのサイズ8号は直径が24cmのケーキです。大体の人数は10人~12人くらいです。
パーティーや親戚が集まったときなどに重宝しそうですね。
※ほかにもパーティー用の『9号』というサイズも存在しますが、ほとんどがお店で予約を入れたりと、作ってくれる場所が限られてくる大きさです。
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3.まとめ
【ふぐ】の毒がある部分を調べて、安全に食べられる部位を探し当てるまでに、何人の人が亡くなったんでしょうね。そう考えると、怖いですね。でも、その人たちのおかげと言ったらいいのか、現在では私たちが食べれるまでになったんですよね。有難いです(^-^)
それぞれの【号数】が何人用なのか、だいたいでも分かれば、ケーキ屋で悩むことがなくなりますよね。でも、実際に購入するときは、お店の方に聞いたほうが良いかもしれないですね(^-^)
今回も勉強になりました(^-^)
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