こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、『クッキー』『ビスケット』の違いって何?・『物差し』『定規』使用する目的に違いがあった!!について、ご紹介したいと思います。
目次
1.『クッキー』『ビスケット』の違いって何?
【クッキー】と【ビスケット】、材料・作り方・見た目はとても似ているお菓子です。いったい、どの様な違いがあるのでしょうか?
その『クッキー』『ビスケット』の違いって何?について、ご紹介します。
【クッキーとビスケットの違いって、何なの?】
日本で【クッキー】と【ビスケット】の違いは、糖分と脂肪分の割合によって使い分けています。これは「全国ビスケット教会」がビスケット類の表示に関する公正競争規約を作り、定義づけているからです。【クッキー】は糖分と脂肪分が全体の40%以上のものを指し、【ビスケット】は糖分と脂肪分が40%未満のものを指します。
しかし、本来【ビスケット】は【クッキー】も含む焼き菓子全般を指しているため、【クッキー】を【ビスケット】と呼んでも間違えではありません。『クラッカー』『乾パン』『パイ』も【ビスケット】の一種と定められています。
【クッキー】と【ビスケット】はそれぞれが日本語として定着していますが、もとは外国から来た言葉です。
大きな違いは、ないんですね(^-^)
【クッキーの意味って、何なの?】
【クッキー】は、小麦粉にバター・砂糖・卵・牛乳・香料などを加えて焼いた菓子という意味のアメリカ英語です。
日本で【クッキー】という名称を最初に使ったのは「泉屋」という菓子店です。創業者夫妻がアメリカ人宣教師の妻に【クッキー】の作り方を教わり、そのレシピをもとにして作った【クッキー】を1927年(昭和2年)に京都で販売したのが始まりとされています。
【ビスケットの意味って、何なの?】
【ビスケット】とは、小麦粉にバター・牛乳・卵・砂糖・香料などをまぜて、一定の形に焼いた菓子を意味する英語です。脂肪を多くした【クッキー】なども含みます。
言葉の意味は、【クッキー】も【ビスケット】も同じですが、主にアメリカ以外の英語圏で使われていた英単語から日本語英語になりました。
日本には1543年(天文12年)、種子島に漂着したポルトガル人から鉄砲やカステラとともに【ビスケット】や『ボーロ』などの南蛮菓子が伝わってきました。病気の子供が喜んで食べたことから発想を得て、「風月堂」が『乾蒸餅』という名前で日本初の【ビスケット】を開発しました。
【クッキーとビスケットの相違点って、何なの?】
【クッキー】と【ビスケット】の相違点を、それぞれの発祥地・食感・成分で比較しました。
発祥地
【クッキー】の発祥地はアメリカです。小麦粉を使用した焼き菓子全般を総称して【クッキー】と呼びます。元々はオランダ語の《小さな焼き菓子》を意味する「koekje(クーキェ)」が【クッキー】の語源の由来です。
アメリカに渡ったオランダ人が「koekje」を作り売ったところ人気を博しました。すぐにアメリカ全土へと広まり、英語の「cookie(クッキー)」という言葉が誕生しました。
それとは別に、【ビスケット】は、イギリスが発祥地であり、航海や遠征のための保存食として2度焼かれたパンを持って行ってたことが起源となっています。《2度焼かれたもの》を意味するラテン語の「bis coctus(ビス・コウトゥス)」が【ビスケット】の語源です。
保存食で親しまれていた【ビスケット】ですが、現代の【ビスケット】に近いものが作られるようになったのは16世紀に貴族が食べるようになってからです。かの有名なフランス王妃マリーアントワネットも【ビスケット】を愛し、宮廷内で【ビスケット】を作らせていたといわれています。
食感
【クッキー】は軽やかな口どけでさっくりとした食感が特徴です。グルテンの少ない薄力小麦粉を使い、砂糖や脂肪を多くし水分を少なめに配合します。そして、短時間で練って焼き上げると、柔らかくサクサクした歯ざわりになります。
【ビスケット】は【クッキー】に比べると少々硬いのが特徴です。比較的グルテンの多い中力小麦粉使用して、砂糖や脂肪を控えめに、水分は多めに配合して、時間をかけて練って薄く焼き上げます。それによって、食べた時パキッとした硬めの歯ざわりになっています。火膨れしないようにガス抜きの穴を空けるのも特徴のひとつです。
糖分と脂肪分の割合
日本では、【クッキー】と【ビスケット】の違いは、上記でも記載したように、糖分と脂肪分の割合によって使い分けています。これは「全国ビスケット教会」がビスケット類の表示に関する公正競争規約を作り定義づけているからです。【クッキー】は糖分と脂肪分が全体の40%以上のものを指し、【ビスケット】は糖分と脂肪分が40%未満のものを指します。
【海外でのクッキーとビスケットの呼び方って、日本とは違うの?】
日本では、【クッキー】と【ビスケット】は独自のルールで呼び分けられていますが、海外ではどのように呼んでいるのでしょうか?
アメリカの場合
アメリカでは、【クッキー】と【ビスケット】のことを、焼き菓子全般を指す【クッキー】と呼びます。【ビスケット】という単語もありますが、そちらはパンのような焼き菓子のことを指すため意味が異なります。
イギリスの場合
イギリスでは、【クッキー】と【ビスケット】のことは総じて【ビスケット】と呼んでいます。アメリカとは逆に、【ビスケット】が焼き菓子全般を指す単語となっているからです。
イギリスでは【クッキー】という単語は使われていません。また、イギリスと同じくフランスでも【クッキー】という単語は使われていません。フランスでは【ビスケット】のことを『ビスキュイ』と呼んでいます。
【クッキーとビスケットの見分け方ってあるの?】
菓子業界では、糖分や油分が多めの手作り風のものを【クッキー】と呼んでもよいという決まりがあります。そのためシンプルに見た目が手作り風かどうかで見分けられます。
【ビスケット】は元々携帯食として日本に伝わってきたこともあり、機械生産の安価なもので、【クッキー】は手作りの高級品、というイメージがありました。今では一般家庭であっても簡単に手に入る【クッキー】ですが、日本に広まった当時のイメージがそのまま見分ける基準となりました。
豆柴なんて、いつも感覚で見分けていました(;一_一)
2.『物差し』『定規』使用する目的に違いがあった!!
【物差し】や【定規】、同じものだと思っていませんでしたでしょうか?実は、目的別で区別されているようなのです。
その『物差し』『定規』使用する目的に違いがあった!!について、ご紹介します。
〘物差しって、どんなのも?〙
【物差し】の目的・種類・素材についてご紹介します。
物差しの目的
【物差し】は、《物の長さを測定する道具》です。
単位はmmやcmなど測定する対象によって違ってくるものの、必ず端から端まで目盛りが振分けられています。
それによって、より正確に長さを測ることができるわけです。
軽い材質で作られた竹製の【物差し】もあれば、温度変化に強く伸縮が少ないステンレス製の【物差し】もあります。
目的は、長さを正確に測ることなので、形状が変化しにくいものを使って作られていることが多いです。
そして、ほとんどの【物差し】は長さを測ることが目的となるため、まっすぐな板状のものが主流となっています。
【定規】のように様々な形状があるわけではなく、ほとんどが直線となっています。
物差しの種類
【物差し】の種類として代表的なものは下記の3つです。
- 直尺
- 巻尺
- 折尺
一般的な直線の形状のものを『直尺』といいます。
『巻尺』はビニール加工した布製や鋼製のもので、主にメジャーと呼ばれるものです。長さを測るものという意味では、このメジャーが日本でも広く知られています。
『折尺』は文字通り、折りたためるようにしてあるもののことで、工事現場などで利用されることが多いです。
〘定規って、どんなのも?〙
【定規】の目的・種類・素材についてご紹介します。
定規の目的
【定規】は、《直線や曲線を引く際に用いる道具》です。
線の長さがわかるように目盛りがふられているのが普通ですが、目盛りがないものも【定規】と呼びます。
そもそも線を引くことが目的となるため、目盛りがなくても線を引くためのガイドとなる道具なら【定規】と呼ばれます。
形状は直線のものが多いですが、『三角定規』などのように様々な形状があります。
【定規】は線を引く以外にコピーやカットをする道具という認識となるため、その定義は広いのです。
どちらかというと【物差し】などの長さを測るだけのものというより、多種多様な場面で使える文房具の一つといえるでしょう。
定規の種類
【定規】には以下のようなものがあります。
- 直線定規
- 三角定規
- T定規
- 円定規
- 雲形定規
- 平行定規
- ひらがな文字定規
- 数字定規
【定規】は目的に合わせた形状のものがあります。『直線定規』や『三角定規』の他にも、その形状に由来する『T定規』や『円定規』などがあります。
『雲定規』や『平行定規』は、作図や製図の際に非常に頼りになります。
また、文字や数字の形状にくり抜かれていて、なぞるだけで文字や数字が簡単に書ける【定規】もあります。それから子供たちの教材の一種として使われるほか、表記の統一などでも活用されているそうです。
使われている素材は木や竹や金属もあるのですが、現代ではプラスチックのものが主流となっています。
また、裂傷や凹凸があると正しく線が引けないため、【定規】はより丈夫な素材を用いることが多い傾向にあります。
〘物差しと定規は、英語で何て呼ぶの?〙
英語でも【物差し】と【定規】で、別の呼び方をしています。
物差しの英語表現
【物差し】は英語で「scale」と表記します。「scale」には単純な大小を表す意味があるほか、尺度や規模などを表すこともあります。
よく日本人が使うスケールは、この「scale」のことを指しています。
全体的に長さを測定することだけではなく、そのものが持つサイズなども含めて表現できるのが「scale」という言葉の特徴です。
定規の英語表現
【定規】は、英語で「ruler」と表記します。
「ruler」は、どちらかというと長さを測るだけではなく、道具として線を引いたりする際に使うもの全般を指す言葉です。
因みに、自転車競技で、平地を同じスピードで走り続けることを得意とする選手のことも、同じスペルで『ルーラー』を言います。
3.まとめ
【クッキー】と【ビスケット】って、国によって呼び方に違いがあるんですね。まぁ豆柴的には、美味しければ呼び方なんてって感じです(≧▽≦)
【物差し】も【定規】も同じものだと思っていましたが、目的によって違うんですね。【定規】は、線を引くためのものだったとは。でも、厳密に基準を設けて区別しているわけでもないということですね。なんか、中途半端ですよね(;一_一)
今回も勉強になりました(^-^)