シロアリって、アリではない○○の仲間だった!! | 豆柴

シロアリって、アリではない○○の仲間だった!!

こんにちは(⌒∇⌒)

今回は、シロアリって、アリではない○○の仲間だった!!について、ご紹介したいと思います。

1.シロアリって、アリではない○○の仲間だった!!

シロアリって、アリの仲間じゃないんです。

そのシロアリって、アリではない○○の仲間だった!!について、ご紹介します。

【白アリは、○○の仲間なの?】

結論から言うと、シロアリは【ゴキブリ】の仲間なのです。シロアリの『シロ』「白」『アリ』「蟻」なのは紛れもない事実なのですが、シロアリは【ゴキブリ】に近い生き物なのです。

確かに、「アリ」「シロアリ」は色は違いますが大きさは似たよな生き物です。しかし「アリ」「シロアリ」をよく見ると、姿かたちが全く異なるのが分かると思います。

【ゴキブリ】というと不潔なイメージがありますよね。それに素早い動きが気持ち悪い、という方も多いのではないでしょうか。ですが、シロアリは不潔な生き物ではありません。そのうえ、動きも遅く【ゴキブリ】の仲間とは思えないほどです。

では、どこが【ゴキブリ】に近縁なのかというと、それは太古の昔、3億年も前に遡ります。シロアリが誕生したのは約3億年も前、【ゴキブリ】の『キゴキブリ』から分化したといわれています。『キゴキブリ』は私たちが普段見かけるような【ゴキブリ】とは異なり、枯れ木を食べる【ゴキブリ】です。そこから独自に進化を遂げたのが現在の「シロアリ」です。

私たちの【ゴキブリ】のイメージは《腐敗したもの》を食べる昆虫だと思います。そこにシロアリの食性を照らし合わせると《死んだ樹木》を食べる昆虫ですよね。食べる対象は異なりますが、《役目を終えたものを分解する》と捉えると、【ゴキブリ】「シロアリ」も同じことをしているのです。

シロアリが【ゴキブリ】の仲間だということに、まずビックリ(@ ̄□ ̄@;)!!しました。

【なぜシロアリは「アリ」の名前がついてるの?】

【ゴキブリ】の近縁のシロアリは、なぜ「シロゴキブリ」ではなく「シロアリ」という名前がついているのでしょうか。

「シロアリ」「アリ」は全く異なる食性・特徴・生活環をします。なのに「アリ」というからには、大きな類似点があるからなのです。

《大きさが似ているから》というのも、半分正解なのです。しかし、もっと大きな類似点があります。それは、『社会性昆虫』である点です。

【アリもシロアリも社会性昆虫なの?】

『社会性昆虫』って、何?と、思いましたよね。それを、下記に説明します。

普段、道端で見かけるアリは「働きアリ」ってことは皆さんご存じだと思います。

アリは「女王アリ」を中心に、「働きアリ」「兵隊アリ」などが一つの家族(コロニー)をつくります。生殖を行うのは中心の「女王アリ」だけで、それ以外は育児をしたり、エサを運んだり、巣を防衛したりと、それぞれの役割が与えられています。このように生殖階級を中心に社会生活を行うのは、「アリ」「ハチ」がよく知られていますが、実は「シロアリ」も同じ『社会性昆虫』なのです。

「シロアリ」の社会性は「アリ」のそれによく似ています。生殖階級である「女王アリ」と王を中心に、「働きアリ」が育児やエサ運び、「兵隊アリ」は防衛などの役割を行います。幼虫の成長過程などまで含めると異なる部分もありますが、社会生活の構造や仕組みは「アリ」「シロアリ」は、ほとんど同じなのです。起源はまったく異なる昆虫ですが、大きさといい、社会性といい、これ程までに似ているのです。

明らかに、この『社会性』こそが「アリ」「シロアリ」「蟻」という言葉で結び付けているのです。

シロアリも『社会性昆虫』なんですね。でも、【ゴキブリ】の仲間!変な感じです(^-^)

【シロアリって、どこにいるの?】

シロアリって言葉は聞くけど、見かけることはないですよね。身近にいないなら私たちとは関係がないかなって思うかもしれません。ですが、よく考えてみるとシロアリは害虫ってイメージをお持ちではないでしょうか?《建物を食い荒らす害虫》こそが、私たちのシロアリから連想するイメージだと思います。

ということは、《住宅に暮らす私たちの身近に普通にシロアリは生息している》というのが正しい捉え方です。それでも、普段見かけることがないですから、あまり気にかけることのないのが実際のところだと思います。では、普段シロアリはどこにいるのでしょうか。

実はシロアリは私たちが暮らす住宅の下、土の中で暮らしています。太陽の光の届かない、暗く湿った土の中を移動し、エサとなる《死んだ樹木》を探し求め動き回っているのです。シロアリは当たり前ですが「白色」です。光の当たらない土や樹木の中で暮らす生き物、、例えばカブトムシの幼虫も「白色」です。深海の生き物も「白色」です。それと同じように、シロアリの色が白いのは、地上に姿を表さない地中性の生き物である明らかな証拠なのです。

シロアリって、地中に生息しているんですね。普段、見ないはずですね(^-^)

【建物に侵入すると害虫・自然界では益虫なの?】

光の当たらない地中を動き回り、運よく《死んだ樹木》を探し当てたシロアリは、それをエサとして土に還します。役目を終えた有機物を分解する姿は、紛れもなく自然界になくてはならない益虫としての姿です。特に樹木の成分である『セルロース』などをエサとして分解できる昆虫はほどんどいないため地球全体で見ても重要な生き物なのです。

しかし、たまたまシロアリが見つけた《死んだ樹木》が、私たちの住む住宅の柱だったらどうでしょうか。住宅はみるみるダメージを受け、最悪の場合、大地震での建物の倒壊の原因の一つになってしまうかもしれません。このとき、シロアリは私たちがイメージする《建物を食い荒らす害虫》となってしまうのです。

皮肉な話ですが、普段シロアリが生活している中で行われている大切な役割は全くといっていいほど知られていません。私たち人間の普段の暮らしの中で、シロアリと繋がる部分がほとんどないのですから当たり前だとは思います。《私たちの暮らしの中でシロアリと繋がる=家の中の木材を食べる害虫としてのシロアリ》というのはあまりにも悲しい姿です。

シロアリって、益虫でもあるんですね。発見(^-^)

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2.まとめ

シロアリは、一般的には害虫として知られていますよね。でも、私たちの家を食い荒らしているシロアリは、運悪く住宅の木材に辿り着いてしまっただけなんですね。私も含め、シロアリを悪ものと思っている方も多いと思います。でも、今回で考えも少し改まりました。

シロアリさん、今まで悪者と思っていてごめんね(>_<)

今回も勉強になりました(^-^)

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