こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、網入りガラスは防犯目的じゃないの?・『かまぼこ』と『ちくわ』の違いって何?について、ご紹介したいと思います。
目次
1.網入りガラスは防犯目的じゃないの?
『網入りガラス』って、多くの方が防犯性を高めるためのガラスだと思っているんではないでしょうか。実は、違う目的があるんです。皆さんは、ご存じでしょうか?
その網入りガラスは防犯目的じゃないの?について、ご紹介します。
【網入りガラスって、どんなガラスなの?】
『網入りガラス』とは、ガラスの中に金属製のワイヤーが張り巡らされたガラスで、『防火設備用ガラス』とも呼ばれています。
『網入りガラス』は主に、菱形ワイヤーとクロスワイヤーのいずれかのものが多いです。その他では、ガラスに目隠し効果のある、霞がかったタイプのガラスもあります。
菱形ワイヤーのガラスはその名の通り、網目が「菱形」になっているタイプです。いっぽうクロスワイヤーは網目が「四角形」になっています。
『網入りガラス』の主な特徴は、【防火性】の高さです。一般的なガラスには耐熱効果がないため、高温に弱く、熱によってガラスが割れてしまいます。
いっぽうの『網入りガラス』なら、建物から火災が発生した際に火の粉が飛んできても、延焼を抑えることができるといわれています。
また万が一ガラスが割れた場合、中にワイヤーが組み込まれているためガラスが割れて、はじけ飛ぶことが少ないのです。
網入りガラスって、防火性に特化しているんですね(^-^)
【網入りガラスって、どんな場所で使われているの?】
火災の恐れのある建物や、火災が発生したときに延焼してしまうおそれがある建物など、『網入りガラス』は決まった場所に使われています。
たとえば飲食店では料理を提供するのに必ず火を使うため、火災が起こる可能性が高いといえるでしょう。そのため、建築基準法によって『網入りガラス』を設置することが義務付けられているのです。
また、「防火地域」の建物も『網入りガラス』に設置するように義務付けられています。
「防火地域」とは、交通の要所や役所など人の出入りが多い繁華街や幹線道路に面した商業施設が連なる地域のことを指します。この地域に指定されているのなら、公共施設はもちろんのこと、住居も窓ガラスを『網入りガラス』にする必要があります。
「防火地域」に指定されていると、住居の窓ガラスも『網入りガラス』にしないといけないのかあ。外の景色がクリアに見えないから、かわいそうな気もします(>_<)
【網入りガラスの弱点って何なの?】
表面的には割れにくそうに見える『網入りガラス』は、『耐火性』に優れているので『防犯対策』にも使えそうに見えます。
しかし、意外にも『防犯性』は高くないのです。『網入りガラス』は、ガラスが割れても飛散しづらいことが、むしろデメリットとなってしまっています。
たとえば、空き巣の家への侵入方法としてもっとも多いのが、窓からの侵入によるものです。空き巣は『クレセント錠』と呼ばれている、窓ガラスに取り付けられた鍵を開けて侵入します。『クレセント錠』は内側にあるため、空き巣は外から鍵を開けられるように、『クレセント錠』付近に手が入るぐらいの最小限の穴を空けようと窓ガラスを叩き割ります。
しかし、ガラスを叩き割る際に『網入りガラス』だと飛散しづらく、割れる音やガラスが地面に落下する音も大きくありません。
そのため、『網入りガラス』は逆に空き巣に狙われるおそれがあります。あくまで『網入りガラス』は【防火性】に優れていても、『防犯性』は高くないことを忘れないようにしましょう。
2.『かまぼこ』と『ちくわ』の違いって何?
練り物を代表する【かまぼこ】と【ちくわ】。実は、昔は同じものだったようなんです。
その『かまぼこ』と『ちくわ』の違いって何?について、ご紹介します。
〘かまぼことは?〙
練り物の代表格である、【かまぼこ】。
日本各地で製造されており、鮮やかな白やピンク色で造られることが多い。
白身魚のすり身を成型し、蒸して製造するのが主流です。
〘ちくわ(焼き料理)〙
こちらも練り物の代表格である【ちくわ】。
魚のすり身を細い棒に巻き付けて焼いたものの総称です。
〘かまぼこの語源は何なの?〙
【かまぼこ】は昔は【ちくわ】のように、細い棒に魚のすり身を巻き付けた形で造られており、それが『蒲(がま)の穂』に似ていたことから『がまのほ』と呼ばれていたそうです。
それがやがて【かまぼこ】と呼び名が変化していったようです。
〘製造方法の違いで、呼び名が違うの?〙
【かまぼこ】が今の形になったのは安土桃山時代だそうです。
その頃から、《巻き付けて成型する調理法》の他に《木の板の上で成型する調理法》が出現し、そちらを『板付きかまぼこ』と呼ぶようになったそうです。
反対に以前から造られていた調理法のものは、棒を抜いて切った時の断面が「竹の輪」に似ていたことから『竹輪かまぼこ』と呼ばれるようになったようです。
要するに、《製造方法の違いで呼び名が分岐していった》ようです。
〘現在は穴の有無で判断しているの?〙
厳密な時期は不明ですが、双方の呼び名は省略されて、
- 板付きかまぼこ→かまぼこ
- 竹輪かまぼこ →ちくわ
と呼ぶようになったようです。
現代では主流の調理方法も変わり、【かまぼこ】は蒸し料理、【ちくわ】は焼き料理となっています。しかし最近では、『焼きかまぼこ』や『生ちくわ』が現れ、厳密な区別は《穴が空いているかどうか》となっているようです。
結局、大きな違いはないんですね(^-^)
3.まとめ
『網入りガラス』って、防火用だったんですね。それに「防火地域」に指定されていることによって、住居までも『網入りガラス』を入れる必要があるっていうのは、かわいそうに思いました。天気のいい日には外見たいですもんね。その時、ガラスに網が入っていたら、がっかりです(>_<)でも、火災の発生しやすい場所には必要なんですよね。それも、分かるんですが。。。(;一_一)
【かまぼこ】と【ちくわ】は多少の違いはあれど、大きな違いはないってことですね。まっ、深く考えず、どっちも美味しいからいいや(≧▽≦)
今回も勉強になりました(^-^)