こんにちは(⌒∇⌒)
今回は、『赤味噌』『白味噌』色と塩分の違いだけ?・『アンティーク』『ヴィンテージ』の違いって何なんだろう?について、ご紹介したいと思います。
目次
1.『赤味噌』『白味噌』色と塩分の違いだけ?
【赤味噌】【白味噌】って 色や塩分だけの違いだと思っていましたが、どうやら違うようなのです。
その『赤味噌』『白味噌』色と塩分の違いだけ?について、ご紹介します。
【赤味噌とは、どんな特徴があるの?】
味噌は、色・材料になる麹・味(辛口が甘口)によって種類が分類されます。
【赤味噌】は、味噌を色で分類したときに、見た目の色が茶褐色などの赤みがかった色をしている味噌のことです。
【赤味噌】は、大豆と米麹の発酵熟成によって造られた『米味噌』です。この『米味噌』の熟成過程で、大豆のアミノ酸と糖による反応で、赤みがかった色になった『米味噌』を【赤味噌】と呼んでいます。【赤味噌】は『甘味噌』・『甘口味噌』・『辛口味噌』の3種類の『米味噌』に分類されるほか、大豆のみを使った『豆味噌』も【赤味噌】の種類に入ります。
赤味噌を主に使用している地域ってどこ?
主に関東地方で使用されているのですが、広範囲にわたります。
- 米味噌の甘味噌・・・・東京
- 米味噌の甘口味噌・・・徳島
- 米味噌の辛口味噌・・・関東甲信越(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・山梨・長野・新潟)、東北、北海道
- 豆味噌・・・・・・・・中京地方
塩分量は、どうなんだろう?
下記は、塩分量・塩分濃度は味噌100g中の値です。
- 赤味噌・米味噌甘味噌・・・・塩分量:5~7g、塩分濃度:5.5%
- 赤味噌・米味噌甘口味噌・・・塩分量:11~13g、塩分濃度:12%
- 赤味噌・米味噌辛口味噌・・・塩分量:11~13、塩分濃度:12.5%
- 豆味噌・・・・・・・・・・・塩分量:10~12g、塩分濃度:11%
塩分量、高いなぁ。でも、美味しいんだけど(≧▽≦)
【白味噌とは、どんな特徴があるの?】
【白味噌】は、味噌を色で分類したときに、見た目の淡い色がクリーム色をしている味噌のことで、甘口の味噌なのが特徴です。
大豆と米麹の発酵熟成によって造られた『米味噌』です。塩分量が少なく、大豆に対して米麹の割合を多くし造っているので甘口の味噌になっています。『米味噌』を造る工程で大豆のアミノ酸と糖の反応を抑えるように工夫されて造られているので、見た目の色が白くなります。
味噌の種類としては、京都の『西京味噌』・広島の『府中味噌』・香川の『讃岐味噌』などは【白味噌】の代表です。
白味噌を主に使用している地域ってどこ?
主に西日本(京都・広島・山口・香川)で使用されています。
塩分量は、どうなんだろう?
下記は、塩分量・塩分濃度は味噌100g中の値です。
- 白味噌・米味噌甘味噌・・・・塩分量:5~7g、塩分濃度:5.5%
【合わせ味噌って、どんな味噌?】
『合わせ味噌』は、【赤味噌】や【白味噌】などの『米味噌』・大豆と麦麹から造った『麦味噌』・大豆のみで造った『豆味噌』のうち2種類以上を混ぜて造ったものです。または、味噌を造る段階で、その原料となる米麹・麦麹・豆麹を2種類以上使用して造った味噌のことをいいます。種類を混ぜることで、それぞれの味噌の独特なクセが抑えられて、それぞれの持ち味が合わさったマイルドな風味が『合わせ味噌』の特徴になります。
『合わせ味噌』の上手な造り方は、産地が遠いもの・色合いが違うもの・種類が違うものを合わせると風味豊かな美味しい『合わせ味噌』を造ることができます。一般的には『米味噌』の【赤味噌】と【白味噌】を合わせたものが多いですが、中には『米味噌』の【白味噌】と『麦味噌』の「田舎味噌」を合わせたものもあります。
『合わせ味噌』は違う種類の味噌を合わせて造ることから『調合味噌』とも呼ばれています。
味噌は日本の食卓に欠かせない食品で、その種類は1700種類以上にもなります。なので、『合わせ味噌』の種類もたくさんあります。その中でも「赤だし味噌」は『合わせ味噌』の代表です。主に豆味噌を使い、『米味噌』と調味料を使って造られています。愛知県の名古屋を中心に中京地方で造られている『合わせ味噌』です。
「赤だし味噌」、豆柴もつかってます(^-^)
合わせ味噌って、どんなものに使うの?
『合わせ味噌』の特徴は複雑な味噌を合わせることで、それぞれの味噌のクセを抑えて味噌らしい風味を出して仕上げているので、シンプルに味噌を楽しむ料理に使えます。味噌汁・炒め物・煮物とさまざまなお料理に使っても味を損ねることはありません。
『合わせ味噌』は、ほんと重宝しますよね(≧▽≦)
2.『アンティーク』『ヴィンテージ』の違いって何なんだろう?
昔のものを表現する時に【アンティーク】【ヴィンテージ】といいますが、この違い皆さんはご存じでしょうか。
その『アンティーク』『ヴィンテージ』の違いって何なんだろう?について、ご紹介します。
〘アンティークとは、どんなもの?〙
【アンティーク】にはどうやら定義があるようなのです。
アンティークに定義ってあるの?
【アンティーク】の定義のルーツはアメリカで、1934年(昭和9年)に制定された通商関税法からです。
この法律によると《製造されてから100年以上経過した手工芸品や工芸品、美術品》を【アンティーク】と呼ぶそうです。
因みに、この定義は世界中で採用されています。世界的な貿易機関であるWTOでも採用されているほどです。
語源はラテン語なの?
【アンティーク】は、アルファベット表記で『Antique』と書きますが、これはフランス語です。
【アンティーク】の語源はラテン語で、『Antiquus(アンティクウス)』から来ています。
この言葉は、古代ギリシャやローマの異物を意味します。そこから古いものを指す【アンティーク】という言葉が生まれたのです。
〘ヴィンテージとは、どんなもの?〙
【ヴィンテージ】とは、元々ワインの製造工程を指す言葉でした。《ぶどうの収穫・醸造・瓶詰めされる一連の作業》をカバーする言葉です。
さらに【ヴィンテージ】にはもう一つの意味があって、《ぶどうの収穫年の記載》も表します。
そして、当たり年のワインのことを『ヴィンテージ・ワイン』というようになりました。
ここから高級ワインの代名詞として使われるようになり、名品や年代物のアイテムなどの希少価値のある品目を【ヴィンテージ】と呼ぶようになったのです。
【ヴィンテージ】って言葉はワインの製造工程を指すって、ビックリ(@ ̄□ ̄@;)!!思いもしていなかった(;一_一)
語源て何なの?
【ヴィンテージ】は、アルファベット表記で『Vintage』と書きます。この言葉は『vine』と『age』を組合わせた言葉といわれています。
『vine』とはつる植物のことで、ぶとうの木は『grapevine』といいます。しかし一般的には『vine』は、ぶどうを指すと思っていいです。
それとは別に、『age』とは年齢を指します。そこから『Vintage』が、ぶどうの収穫年を表す言葉になりました。
〘他にも年代物を表現する言葉ってあるの?〙
代表的な言葉をご紹介します。
骨董品
『骨董品』とは、《希少価値のある古美術や小道具》のことです。
『骨董品』かどうかの判断基準は、古いものであることと希少価値があるかどうかです。物品のジャンルは関係ありません。
とはいえ、『骨董品』は何も価値のあるものだけを指すわけではないのです。時代遅れの役に立たないもの、いわゆるガラクタを『骨董品』と呼ぶこともあります。
『骨董品』って、あっても邪魔なだけってものもありますもんね(>_<)
ブロカント
フランスでは古いものを指す言葉として、【アンティーク】のほかに『ブロカント(Brocate)』ともいいます。
『ブロカント』とは使い古された風情のあるものを指し、《【アンティーク】ほど古くも希少価値もないもの、でも使い古されて美しいもの》を表すときに使います。
ラビッシュ
『ラビッシュ』はアルファベット表記で『Rubbish』と書き、中古品を意味します。
『ラビッシュ』は、《【アンティーク】や【ヴィンテージ】と比較するとそれほど古くない、また価値も高くないもの》に対して用いられます。
ジャンク
『ジャンク(Junk)』とは、《ガラクタやくだらないもの》を指す英語です。
上記に紹介した『ラビッシュ』と『ジャンク』は、価値はあまりないものを指します。
なので、これら2つの言葉の意味としてごみも含まれます。
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3.まとめ
一口に【赤味噌】といっても、甘味噌・甘口味噌・辛口味噌・豆味噌とあるんですね。豆柴も一度【赤味噌】を手作りしたことがあるんですよ。たぶん辛口味噌?だと。。。でも、とっても大変だった記憶があり、二度と作らないと思ったなあ。因みに、味は【白味噌】より【赤味噌】か『合わせ味噌』が好きですね。物心ついた時から【赤味噌】だったからでしょうね(^-^)
豆柴が使う機会が多いのは、【アンティーク】ですね。【ヴィンテージ】は、あまり使う機会がないかも。でも、【ヴィンテージ】が元々ワインの製造工程を指す言葉というのにはビックリ(@ ̄□ ̄@;)!!しました。よく『ヴィンテージ・ワイン』て言葉を耳にするのに迂闊でした(>_<)
今回も勉強になりました(^-^)