『赤ワイン』『白ワイン』の違いって、醸造の仕方の違い? | 豆柴

『赤ワイン』『白ワイン』の違いって、醸造の仕方の違い?

こんにちは(⌒∇⌒)

今回は、『赤ワイン』『白ワイン』の違いって、醸造の仕方の違い?について、ご紹介したいと思います。

1.『赤ワイン』『白ワイン』の違いって、醸造の仕方の違い?

【赤ワイン】と【白ワイン】の違いって、ぶどうの皮の色の違いだけと思っていましたが、どうやら違うようなのです。

その『赤ワイン』『白ワイン』の違いって、醸造の仕方の違い?について、ご紹介します。

【赤ワインと白ワインの違いって何なの?】

  1. 色が違います。
  2. 味が違います。
  3. 品種が違います。
  4. 醸造方法が違います。

これを、下記に説明していこうと思います。

【ぶとうの品種で『赤』『白』が決まるの?

【赤ワイン】【白ワイン】では、『ぶどうの品種』が異なります。

  • 赤ワイン・・・黒ぶどう
  • 白ワイン・・・白ぶどう

DNAにアントシアニンなどの色素の生成を命令するスイッチがあり通常はオンになっていますが、ある日突然オフになっているものが出てきました。それが白ぶどうです。

突然変異の王様と言われている『ピノ・ノワール』(黒ぶどう)からも、『ピノ・ブラン』(白ぶどう)『ピノ・グリ』(グリ系の白ぶどう)などが誕生しました。

大きく分けて黒ぶどうと白ぶどうが存在し、黒ぶどうが赤ワインに、白ぶどうが白ワインになります。

【醸造方法で『赤』『白』決まるの?

【赤ワイン】【白ワイン】では、醸造方法が異なります。

  • 赤ワイン・・・果皮(種)ごと醸して発酵させます。
  • 白ワイン・・・絞った果汁だけを発酵さます。

果皮の有無によって、醸造(発酵)中に果汁と果皮が接触していれば【赤ワイン】、接触していなければ【白ワイン】となります。

【赤でも白でもないワインって、どんなもの?

例外もあり、『オレンジワイン』の原料は白ぶどうですが、【赤ワイン】のように果皮を醸して(接触させて)造った、オレンジ色のワインです。

それとは別に、赤ぶどうをやや醸すと『ロゼワイン』になります。

さらに『ロゼワイン』には、【白ワイン】と同じように果汁だけを絞って【白ワイン】の製法で造られたものがあります。が、どちらにせよ《黒ぶどうが原料》です。

古代はぶどうの色に関係なく、全てのワインは醸して造られていました。いつ頃の時代からか、黒ぶどうは醸して、白ぶどうは醸さず果汁だけを発酵させて造るのが主流となりました。

【とりあえず、これだけ知っておこう!

わかりやすく、下記にまとめました。

  • 赤ワイン、ロゼワイン・・・黒ぶどうを使用。果皮ごと醸して発酵。
  • ロゼワイン・・・・・・・・黒ぶどうを使用。果汁だけを発酵。
  • 白ワイン・・・・・・・・・白ぶどうを使用。果汁だけを発酵。
  • オレンジワイン・・・・・・白ぶどうを使用。果皮ごと醸して発酵。

ぶどうの品種と、醸造方法でワインの色も違ってくるんですね(^-^)

【例外のワインってあるの?

特殊な醸造方法によって造られたワインはどうなるのでしょうか。

オレンジワイン

【白ワイン】の醸造方法で『スキンコンタクト(果皮を接触=醸し)がありますが、『オレンジワイン』との線引きは定義がないのであやふやです。3週間の醸しでも【白ワイン】と呼んでいる生産者もいれば、1週間の醸しでも『オレンジワイン』と呼んでいる生産者もいます。そもそも『オレンジワイン』という呼び方をしない生産者もいるので、なおのことグレーな部分あるのです。

ボージョレ・ヌーヴォー

【赤ワイン】に関して、『ボショレー・ヌヴォー』を造る際、MC(マセラシオンカルボニック)という醸造技術があります。

密閉したタンクに破砕していない黒ぶどうを房ごと投入して、炭酸ガスを充填して数日置く方法です。その後、圧搾して【白ワイン】と同様に果汁のみを発酵させます。炭酸ガスを使用することによって、果汁ではなく顆粒中の細胞内発酵が生じます。発酵のズレが起こり、短期間で色素が抽出されて、グリセリンの多い口当たりの滑らかなワインになります。

こうしたタイプの【赤ワイン】はジューシーでタンニンが少なくて飲みやすいのが特徴です。果皮を果汁内で醸していませんが、顆粒内で果皮から内側へと発酵が行われているので、立派な【赤ワイン】です。

濃いロゼワイン

ボルドー地方には『クレレ(clairet)』という色の濃いロゼワインがあります。

以前はボルドーの【赤ワイン】は淡い色合いでした。それをイメージして1日程度、醸しを施した『セニエ法』を用いています。実際には『clair』はフランス語で《色合いが明るい》という意味で、ボルドーからイギリスにワインが輸出されていた時代の名残です。今でもイギリス人はボルドー産の【赤ワイン】のことを『クラレット(claret)』と呼びます。アントシアニンの含有量は115~160mg/L、ちょうど『ロゼワイン』と【赤ワイン】の中間ですが、『クレレ』は黒ぶどうから造られる【赤ワイン】寄りの『ロゼワイン』です。

黒ぶどうの白ワイン

『ブラン・ド・ノワール』についてです。《Blanc de noir(White of black)》黒の白。これは、黒ぶどうから造られた【白ワイン】のことです。

黒ぶどうを醸して造るのが【赤ワイン】ですが、果皮に含まれる色素を出さずに軽く果汁を絞って、その後は【白ワイン】と同じように発酵させたワインです。主にシャンパーニュの泡をイメージしますが、他の産地では『スティルワイン』でも見かけます。

ワインって、醸造方法が色々あるんですね(^-^)

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2.まとめ

ワインは、ぶとうの皮の色の違いだけと安易に思っていましたが、品種・醸造方法の違いでたくさんの種類のワインがあるんですね。も~、いろんなワインが飲みたくなってきました(≧▽≦)その中でも豆柴は、『オレンジワイン』と『ブラン・ド・ノワール』に興味津々です。皆さんは、どうでしたでしょうか。

今回も勉強になりました(^-^)

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