焼酎の『甲類』『乙類』の原料って何?・『最大風速』『最大瞬間風速』の違いって何? | 豆柴

焼酎の『甲類』『乙類』の原料って何?・『最大風速』『最大瞬間風速』の違いって何?

こんにちは(⌒∇⌒)

今回は、焼酎の『甲類』『乙類』の原料って何?・『最大風速』『最大瞬間風速』の違いって何?について、ご紹介したいと思います。

1.焼酎の『甲類』『乙類』の原料って何?

焼酎には、【甲類焼酎】【乙類焼酎】があります。皆さん、原料が何を使っているかご存じでしょうか。

その焼酎の『甲類』『乙類』の原料って何?について、ご紹介します。

【甲類焼酎の製法とは?】

甲類と乙類は酒税法により製法とアルコール度数の違いで分類されています。

【甲類焼酎】とは『連続蒸留』という製法で造られているものです。これは一度蒸留した液体を何度も連続して蒸留して原料の個性をそぎ落として、純度を高める造り方です。雑味がなく、無色透明な味わいが特徴です。

そして、アルコール度数は36%未満と決められています。

【甲類焼酎】は効率的に生産できるためリーズナブルなお酒です。『焼酎』や、『酎ハイ』『サワー』に使われる焼酎の多くは【甲類焼酎】でしょう。

お手頃な価格の【甲類焼酎】ばかり、普段飲んでいる豆柴です(笑)!リーズナブルが一番ヾ(≧▽≦)ノ

【甲類焼酎の原料は何なの?

【甲類焼酎】の原料は、特に法律では決められていないのです。とはいえ、他の『ウィスキー』・

『ブランデー』・『ラム』等と蒸留酒を区別するため使えない原料がありますので、ご紹介します。

  • 麦芽等の発芽させた穀類
  • 果実(なつめやし以外)
  • 砂糖や蜂蜜等の含糖物質(黒糖以外)

上記以外は、使っても自由なのです。【甲類焼酎】『連続蒸留』で純度を高めていくお酒なので、あまり原料にこだわる必要はありません。そのため、できるだけコストを抑えた原料が使われていて、その多くは『糖蜜』です。

『糖蜜』とはサトウキビから砂糖を作ったあとに残された糖分で、要は搾りかすのことです。『糖蜜』を作る際にはでんぷん質を糖に分解する過程が不要なため、とても効率的に焼酎を造ることができます。

近年では【甲類焼酎】【乙類焼酎】をブレンドしたものが人気のようですが、これらは『混和焼酎』と呼ばれるものです。【甲類焼酎】とは区別されています。

【甲類焼酎はクセがない!

【甲類焼酎】の特徴は、クセがなく飲みやすいことです。『酎ハイ』・『サワー』・『カクテル』等のアレンジに向いています。他にも果実酒や薬用酒等、楽しみ方が豊富です。もちろん、そのままロックでピュアな味わいを楽しむのも良いです。

豆柴、ロックで飲む人”かっこいい!”と思って、ロックで飲んでみたのですが、一口で無理でした。喉が焼ける~(;一_一)

【乙類焼酎との違いは何なの?

【甲類焼酎】【乙類焼酎】との違いは、製法とアルコール度数です。【乙類焼酎】『単式蒸留』という製法で造られていて、アルコール度数は45%以下と法律で定められています。

元々、昔からある焼酎は、【乙類焼酎】のみでした。【乙類焼酎】は原料を発酵させた固形物のもろみを一度の投入で一度だけ蒸留するというシンプルな『単式蒸留』で造られています。原料の風味や味わいが楽しめるお酒です。

【甲類焼酎】『連続蒸留』は明治末期にイギリスより導入された製法で、1949年(昭和24年)の酒税法改正により、【甲類焼酎】【乙類焼酎】という名称が使われるようになりました。

【乙類の一部は本格焼酎なの?

【乙類焼酎】の中には『本格焼酎』と呼ばれるものがあります。これは、甲乙という税法上の区分では【乙類焼酎】が順番的に劣ると思われやすいことから、別の呼び方をしようと考えて名付けられたものです。

ただ【乙類焼酎がすべて『本格焼酎』というわけではなく、『単式蒸留』で米・麦・芋類を原料に使うなど一定の条件に該当するもののみが『本格焼酎』を名乗ることができるのです。

【甲類焼酎はいろいろな飲みかたができる!

【甲類焼酎】は無味無臭でピュアな味わいなので自由度が高く、いろいろな楽しみ方ができるのが魅力です。水割り・ソーダ割・お茶・レモン等、お好みに合わせて自由に味を変えることができます。

【甲類焼酎】は割り材を工夫することで、より美味しさを楽しめるので、ご紹介します。

レモンサワー

爽やかでどんな料理にも合う飲み方です。ビタミンCが摂れるのも嬉しいですね。氷を多めに入れて焼酎を注ぎ、レモンを絞ってから冷えた炭酸水を注いで完成です。

クラッシュミント

クラッシュアイスを入れたグラスにミントの葉を多めに入れて、焼酎を注ぎ完成です。通常のロックよりもしっかり冷え、切れのある爽やかな味わいです。お好みでシロップを入れても美味しいです。

生姜割り

ロック・水割り・お湯に生姜のスライスか搾り汁を加えます。蜂蜜やシロップでお好みの甘さに整えれば完成です。寒い日には、体の温まる1杯になります。

料理に合わせる

料理に合わせて割り材を変える方法もあります。寿司や魚料理には緑茶割りがおすすめです。タンニンの苦味が魚の生臭さを消して、料理の美味しさを引き立てます。

脂っこい料理にはウーロン茶割り、そばを食べる時にはそば湯割りはどうでしょう。料理の味を格段に引き上げるのではないでしょうか。

豆柴は毎回、ワンパターンの水割りで飲んでいますが、料理に合わせて割り材を変えてみるのも気分が変わるでしょうね(^-^)

2.『最大風速』『最大瞬間風速』の違いって何?

ニュースや天気予防で【最大風速】や【最大瞬間風速】といった表現を耳にしますが、この違い皆さんはご存じでしょうか。

その『最大風速』『最大瞬間風速』の違いって何?について、ご紹介します。

【最大風速】と【最大瞬間風速】は、単位時間が違うのです。

最大風速・・・・・10分間における平均風速の最大値のことです。

最大瞬間風速・・・瞬間風速の最大値のことです。

〘最大風速とは何なの?〙

【最大風速】とは(平均)風速の最大値を意味しています。

風速は、一定時間あたりにどのくらいの速さの風が吹いたかを示す指標です。一般に風速という場合は、地上10mの地点で測った、10分間における平均風速(風速の平均値)のことを指しています。

要は、《【最大風速】とは、10分間における平均風速をいくつか並べた時、その中の最大値》のことです。


 

最大風速の使い方の例

風速は、毎秒○○m、○○m/s、kt・kn(ノット)で表します。

【最大風速】『風速』の平均値の最大の風速を意味するため、数時間や1日単位で考えることがほとんどです。

例として、以下のような使い方があるのでご紹介します。

1.6月28日の最大風速は毎秒○○mです。

6月28日の0:00から23:59までの間で、10分ごとに測った平均風速の中の最大値を意味します。

2.17時までの最大風速は○○m/sです。

17:00までの10分間ごとの平均風速を割り出して、その中の最大値を最大風速としています。

〘最大瞬間風速とは何なの?〙

【最大瞬間風速】とは、《瞬間風速の最大値》のことです。

『瞬間風速』とは、0.25秒間で測定される風速計の値を、3秒間で平均した値のことを指します。要は、測定値12個の平均値が瞬間風速ということになります。

そして、よく間違って言われているのが《【最大瞬間風速】を瞬間最大風速という人がいます》が、後者は正しくないので注意してください。


 

最大瞬間風速の使い方の例

【最大瞬風速】も、風速を同じように毎秒○○m、または、○○m/sで表します。

例として、以下のような使い方があるのでご紹介します。

最大瞬間風速は○○m/s

普通、【最大瞬間風速】は最大風速のおよそ1.5倍の速度といわれています。平均風速が10分間を分母とするのに対して、瞬間風速はより短い3分間が測定時間のため、後者の方が値が大きくなるのです。

〘「最大風速」と「最大瞬間風速」の英語訳の違いとは?〙

【最大風速】【最大瞬間風速】は指している内容が異なるため、当然英語訳にも違いが出てきます。

【最大風速】は、英語で『the maximum wind velocity』と表現します。一般に、風速(wind velocity)は10分間における平均風速を指すため、《10分間における平均風速の最大値》と細かく表現しません。

それとは別に【最大瞬間風速】は、『the maximum instantaneous wind velocity』と表現します。『instantaneous』《瞬間の》という意味の英単語です。

なんとなくで【最大風速】と【最大瞬間風速】の違いを分かったつもりでいたんですが、けっこう細かく違いがあるんですね(^-^)

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3.まとめ

普段は、もっぱら【甲類焼酎】を飲んでいる豆柴です。だいたい水割りですが、時々、ジュースを割ったりして気分を変えてます。でも、特別な日は【乙類焼酎】の芋焼酎を飲みます。若い頃は、芋焼酎は苦手だったのですが、歳を増したら芋焼酎が美味しくなった。これは、嬉しいことなのか(?_?)

【最大風速】【最大瞬間風速】、大きく違うんですね。今まで、分かったつもりでいた豆柴は恥ずかしいです(;一_一)

今回も勉強になりました(^-^)

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