天国の父へ④です。
天国の父へ③、・怒るときの着火点が短くなり の話の続きです。
・車の運転なのですが、認知症があった父に運転を控えるように言っていました。(ちょうど高齢者の事故が多発していました。) 万が一、他人様に取り返しのつかない迷惑をお掛けするかもわからない、若しくは父自身が命を落とすかもしれないと思ったからです。 ですが、父が現役のころは家族と旅行でも長距離を一人で運転してきたという自信があり自分は今でも普通に車の運転は出来ると首を縦に振ってくれませんでした。ですから、いつ何時 私の目の届かないときに車に乗って出かけるか気が気じゃありませんでした。
何かいい方法はないかと思い、父の乗っている車の鍵を常に私が持ち歩くことにしました。そしたら ある日の夜 私が寝入ってから鍵を探すために私がいつも持ち歩いているカバンを漁っていたと娘に聞かされ唖然としました。
それから数日後、私が家に帰ってくるのを待ち構えていたように自分の部屋に呼びつけ「車の鍵を渡せ!」と言われ、私は「嫌だ!」と言いました。そしたら頭に血が上った父は「今からお前の車を壊しに行く。」と言い、私は「勝手に壊せば!」と言いました。そして、私の車のある駐車場に出ていこうとした父を母が必至で止めました。そしたら余計に頭に血が上った父は、母を壁に押し当て首に腕を押し当てました。私は、その光景が恐ろしく 母が死んでしまうのではないかと思いました。
この頃には、私は家を追い出されアパートに引っ越していたので 父が落ち着いたのを確認してからアパートに帰りましたが、その夜は母が心配で寝ることが出来ませんでした。(実家に母を置いていくことは出来ないとアパートに連れて帰ろうとしましたが、母はこの家にいると言い張りました。) でも、このままではダメだと思い認知症で掛かっている病院の先生から言われれば納得してくれるだろうと病院の先生にお願いして本人に直接言っていただきました。
先生は、車には乗らないでほしいということと病院のゴム印・先生の印鑑まで捺印してくれました。家に帰り、早速 見える場所に貼りました。 これで、車の運転は諦めてくれるだろうと思ったのですが。。。少しの間は、先生の書いてくれた紙の効力もあったのですが、ぶつぶつと先生本人が目の前にいないので文句を言うようになっていきました。
この続きは、次回の記事で書いていこうと思います。